思春期を過ぎたのになぜニキビができるの?
ほぼすべての大人のニキビは、炎症や毛穴の詰まりが原因です。
家族にニキビができることもありますが、その場合でも、ニキビができるきっかけが1つ以上あることがほとんどです。
ホルモン
男性ホルモンや女性ホルモンの変動や過多は、体全体や肌環境に変化をもたらすため、大人ニキビの原因となります。
これにより、pHバランスの乱れ、炎症、血行の違い、油分(皮脂)の過剰分泌などが起こります。
ホルモンの変動は、加齢の過程でも起こりますし、女性の場合は次のような時期に起こります:
- 月経
- 妊娠
- 産後
- 授乳
ホルモン性のニキビは、通常、深いシスト状に現れ、圧迫感や痛みを伴うことが多いです。
接触刺激
皮膚に刺激を与えるものは、皮膚の防御機能を低下させ、炎症につながる防御反応を引き起こします。
感情的ストレス
感情的なストレスは、大人ニキビの他の多くの誘因につながる体の中の生物学的変化を作り出します。
恐怖や不安、プレッシャーを感じると、副腎からストレスホルモンであるコルチゾールが多く分泌され、肌のバランスを崩します。
身体的ストレス
身体的ストレスは、ホルモンの変化、免疫力の低下、炎症などの引き金になります。
- 極端な天候
- 睡眠不足
- 病気
- 脱水
- 環境刺激物への暴露
アレルギーや偏頭痛を持つ人や喫煙者は、大人ニキビができやすいという研究結果もあります。
大気汚染も大人ニキビの増加に寄与している可能性があります。
毛穴の詰まり
過剰な皮脂は毛穴を詰まらせますし、皮膚細胞の急激なターンオーバーは毛根を詰まらせます。
細菌
プロピオニバクテリウム・アクネという細菌が皮膚に存在するとニキビの原因となり、特にそれが蓄積されるとニキビができてしまいます。
食べ物
食べ物が吹き出物の原因になるかどうかは、専門家の間でも意見が分かれています。
薬
ある種のコルチコステロイド、抗うつ剤、てんかん治療薬など、大人のニキビを誘発することが明らかになっている薬があります。
大人のニキビの治療には避妊薬が使われますが、その処方によってはニキビの原因になることもあります。
避妊薬は大人のニキビの治療に使われますが、処方によってはニキビの原因となることがあります。