石綿がん
石綿にさらされると、いくつかの種類のがんが発生します。
石綿のがんはやや珍しいため、研究者は、石綿がどのようにして特定のがんを発生させるかについて、まだ包括的な理解を得ていません。 アスベストの繊維が肺や腹部、心臓の周りの組織に留まり、炎症や細胞の変化を起こして中皮腫になることはすでに知られていますが、その他のがんの発生にアスベストがどのような役割を果たしているのかはよくわかっていません。
世界保健機関(WHO)が定めた、アスベスト暴露との関連が確認されているがんの種類は以下の通りです。
- 硬膜中皮腫(肺を包む膜に発生する癌)
- 腹膜中皮腫(腹部を包む膜に発生する癌)
- 心膜中皮腫(心臓を包む膜に発生する癌)li
- 肺がん(肺がん診断の約4%がアスベスト暴露に起因する)
- 卵巣がん
- 喉頭がん
このほかにも、アスベストに大量に暴露された結果、発症する可能性が高いと研究者が考えているがんがいくつかあります。
他にも、アスベストを大量に浴びると発症しやすいと研究者が考えているがんがいくつかあります。
モフィットがんセンターでは、中皮腫や肺がんなど、アスベストに関連するさまざまながんの治療に実績があります。
モフィットがんセンターでは、中皮腫や肺がんなど、さまざまなアスベスト関連がんの治療実績があります。また、長期にわたる高線量被曝によりアスベストがん発症のリスクが高いと判断された方を対象に、総合的なスクリーニングプログラムを提供しています。 一般的に、一生のうち1、2回しかアスベストにさらされなかった人は、健康への悪影響を心配する必要はありませんが、日常的にアスベストを扱う仕事をしていた人、アスベスト繊維を扱う仕事をしていた人と同居していた人、アスベストが自然に存在していた都市に住んでいた人は、定期的に検診を受けた方が良いでしょう。
さまざまな種類のアスベストがんや、アスベストにさらされた場合の対処法について詳しく知りたい方は、1-888-663-3488までお電話いただくか、オンラインの新規患者登録フォームをご利用ください。