Antidepressant Medications

過敏性腸症候群（IBS）の症状の治療に、抗うつ薬クラスの薬剤を低用量で使用することは、うつ病との関連ではなく、脳と腸への影響によるものと思われます。抗うつ薬は、腸から脳へ行く痛みの信号の強さを減少させることができます。

症状がより苦痛であり、健康に関連した生活の質を低下させる場合、低用量の三環系抗うつ薬は、IBS、特に主に下痢をする人の治療に有効であることが示されています。

新しいセロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害剤のいくつかは、副作用が少なく、IBSの症状に役立つ可能性がありますが、まだ証明されていません。

時には、選択的セロトニン再取り込み阻害剤（SSRI）は、IBSに伴う不安を軽減し、便秘の症状を軽減するのに役立ちます。

各種薬剤の効果には個人差があり、薬物療法は患者と医師が慎重に選択しなければならないことを認識しておいてください。

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Douglas A. Drossman, MD, Drossman Gastroenterology PLLC, Chapel Hill, NC.

最終更新日：2014年9月15日 01:15:37 PM

IFFGD Publication #101 revised and updatedからの引用です。