MEDSAFE
Published: 2009年5月
The cough and cold season is on its way – caution for patients receiving SSRIs
Prescriber Update 30(2): 13
2009年5月
処方者は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と、咳止めや風邪薬によく含まれるデキストロメトルファンとの相互作用の可能性について注意を喚起されています。
セロトニン症候群は、CNS内の過剰なセロトニンによって引き起こされる用量依存性の中毒状態であり、精神、自律神経、神経筋の変化を特徴とします。 臨床的特徴としては、錯乱、興奮、多動性発汗、頻脈、運動失調、筋緊張、振戦などが挙げられます。
この相互作用のメカニズムは完全には解明されていませんが、SSRIとデキストロメトルファンのセロトニン伝達に対する相加効果による反応ではないかと考えられています。 SSRIは、デキストロメトルファンの代謝を触媒するチトクロームP450アイソザイムCYP2D6を阻害することが知られています1
患者には、この重篤な薬物相互作用の可能性について説明し、咳止め薬や風邪薬を購入する際には薬剤師に確認するように勧めてください。 薬剤師は、咳止めや風邪薬を勧める際には、併用している薬について尋ねるようにしてください。