パブリックドメインと著作権でカバーされない5つのもの
私たちは、著作権政策の指針となるべき重要な原則を支持する一連の行動と議論である「著作権週間」に参加しています。
本日の著作権週間のトピックは、「パブリックドメインの構築と保護」です。 私たちは、パブリックドメインが私たちの文化的コモンズであり、イノベーションと知識へのアクセスのための重要なリソースであることを知っています。
法的な観点から言えば、パブリックドメインとは、知的財産権が存在しない空間のことです。 つまり、パブリックドメインの作品は、何の制限もなく利用することができます。 パブリックドメインになるには、さまざまな方法があります。 まず、著作権が消滅した作品がパブリックドメインになります。 米国では、著作権の期間は、作者の寿命に加えてさらに70年とされています。 ですから、本当に古い作品(少なくとも1923年以前に出版されたもの)はパブリックドメインとなります。
第二に、著作権が切れる前に作者がパブリックドメインにした場合、作品はパブリックドメインになります。 これは、CC0 Public Domain Dedicationを使うことで可能になります。 このツールを使えば、誰でも著作権を放棄し、著作権が切れる前に作品を世界的なパブリックドメインに直接置くことができます。 パブリックドメイン指定の例として、Unsplashというウェブサイトがあります。Unsplashでは、高解像度の写真を無料で自由に使用することができます。 Unsplashでは、すべての写真家がCC0を使って自分の画像をパブリックドメインに捧げています。
3つ目は、そもそも著作権保護の対象ではないためにパブリックドメインとなっている作品があることです。 著作権を取得するのは非常に簡単です（文字通り、紙に何かを書き込んだり、iPhoneのカメラでデジタルシャッターを切ったりするだけでよいのです）。 しかし、著作権が認められない作品もあります。 著作権が適用されない状況には、どのようなものがあるのでしょうか。
- 非固定的な作品。 著作権を受けるためには、作品が「有形の表現媒体に固定されている」必要があります。 そうでない場合は、著作権を得られません。
- アイデア。 アメリカの著作権法より。 “いかなる場合も、著作物の原作品に対する著作権保護は、その作品に記述、説明、図示、または具現化された形式にかかわらず、アイデア、手順、プロセス、システム、操作方法、コンセプト、原理、または発見に及ぶものではない。”
- 事実。 一般的に知られている情報のみで構成され、オリジナルの著作物を含まない作品は、著作権によって保護されません。 これには、カレンダー、身長と体重のグラフ、巻き尺と定規などが含まれます。
- U.S. Government Works. 米国の著作権法より。 著作権保護は、”米国政府のいかなる著作物にも適用されない”。 これには、連邦裁判の判決、法令、連邦政府高官のスピーチ、プレスリリース、国勢調査報告などが含まれます。
- 他にもたくさんあります! 具体的には、料理のレシピ、ファッションのデザイン、タイトルやスローガン、ドメイン名、バンド名、遺伝子コード、実用的な機能を持つ「有用な物品」（ランプのようなもの）など、著作権で保護されないものは他にもたくさんあります。