処方されるロバザはOTCの魚油サプリメントより優れているか？

世界最大の製薬会社であるグラクソ・スミス・クライン社が販売している「ロバザ」は、2004年にFDAから承認されたオメガ3脂肪酸誘導体の薬で、血清トリグリセリドが高い場合の治療薬として使用されています。 トリグリセリドの上昇は、脂質代謝における最も一般的な問題の一つであり、心血管疾患の独立した危険因子です。 また、高トリグリセリド血症は、肝機能異常や脂質機能障害、特に脂肪肝や心臓を保護する高比重リポ蛋白質（HDL）の効果低下を引き起こします。

ロバザは、市販の魚油サプリメントの有効成分である天然の遊離脂肪酸であるEPAとDHAの合成エステル体を中心としたオメガ3脂肪酸誘導体を1カプセルあたり900mg含有します。

ロバザは魚油と化学的に同一ではなく、エステル化にはさらに製造工程が必要です。このような余分な工程があることと、ロバザは処方箋が必要であることから、価格が高く（1ヶ月300ドル）、保険会社による保険適用が難しいとされています。

エステル化されたオメガ3脂肪酸も遊離のオメガ3脂肪酸も、腸から自由に吸収されて肝臓を通過し、そこでロバザは脱エステル化されてEPAとDHAになります。したがって、論理的には、エステル化のステップを追加しても、物理的または吸収上のメリットはないと思われます。

ロバザは、OTCの魚油サプリメントに比べて、医学的に優れた結果が証明されているのでしょうか？

全身の炎症、総コレステロールやトリグリセリドの減少、脂質代謝の改善、脂肪肝の予防、健康な髪や皮膚、爪の維持のために魚油を使用することを支持する多くの証拠があります。 このような理由から、グラクソ・スミス・クライン社はロバザを合成し、エチルエステル脂肪酸の耐性や副作用をプラセボと比較する研究に資金を提供しました。 製薬会社は、FDAの承認を得るために、EPAとDHAに関する確立された研究を利用して、臨床上の利点を付与した。

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