初心者のためのボケ講座
© Kristina Kroot
© Paul Van Allen
© Lindsay Silverman
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ボケに最適な絞り
画像にボケを出すには、速いレンズを使う必要があります。 最低でもF2.8、より速いF2、F1.8、F1.4のレンズを使用するのが理想的です。
Best Lens for Bokeh
ボケは写真の特徴のひとつですが、使用するレンズによってボケの形や大きさが変わります。 通常、ハイライト部分に多く見られますが、ボケはレンズの絞り羽根の形状に影響されます。 円形のレンズであれば、ハイライト部分のボケは丸く柔らかいものになり、六角形のレンズであれば、ハイライト部分にその形が反映されます
あまり速いレンズを持っていなくても大丈夫。
あまり速いレンズを持っていなくても、背景と被写体の距離を長くすることで、F8などの小さい絞りで撮影した画像でもボケを楽しむことができます。
ボケを実現する方法
ボケを活かした写真を撮るには、被写体と背景の距離を長くします。 そのためには、カメラと被写体の距離を短くすることが必要です。 被写界深度が浅ければ浅いほど、つまり背景が遠ければ遠いほど、ピントが合わなくなります。
ボケカメラの設定
レンズを開放にして撮影したいので、撮影モードは絞り優先かマニュアルがよいでしょう。 マニュアルは、絞りとシャッタースピードの両方を選ぶことができますが、絞り優先は、F値を選択しながら、カメラが露出に適したシャッタースピードを選択します。
ポートレートのボケ
ボケをきれいに写すことができる被写体といえば、やはりポートレートでしょう。 クローズアップされたポートレートはボケ味がよく出ます。 また、花や自然の中のものをクローズアップしたり、マクロ撮影したりして、ボケを活かした写真を撮るのも人気のある被写体です。 ボケ味を活かした被写体としてよく挙げられるのが、イルミネーションなどの反射の強いものを撮影することです。
ボケは、明るい写真に柔らかさを与えます。
ボケは、明るい写真に柔らかさを与えることができます。また、このテクニックを使って被写体と背景を切り離すことで、写真的にはあまり良くない背景でも、拡散したボケにより、被写体を損なうことなく強調することができます。