必須アミノ酸リジンの効果について学ぶ
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リジンは必須アミノ酸の一種で、食品やサプリメントに含まれるタンパク質の構成要素の一つです。 リジンの最も良い食品源は動物性タンパク質と豆類ですが、リジンは乳製品、ナッツ類、豆腐にも含まれています。
研究者たちは、リジンがストレス、代謝障害、体力増強、アフタ性潰瘍、単純ヘルペスウイルスなど、さまざまな症状に与える影響を研究してきました。
単純ヘルペスウイルス(HSV-1)の感染は一般的で、アメリカの成人の90%がHSV-1に感染していると言われています。 HSV-1は、口唇や口内のヘルペス感染の主な原因であり、冷え症や熱水疱などの症状があります。 ウイルスが休眠状態にある人もいれば、再発を繰り返す人もいます。
HSV-1の再燃を経験したことのある52人の被験者を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、治療群は6ヶ月間、毎日3,000mg(3グラム)のリジンを摂取しました。 対照群と比較して、治療群はプラセボ群に比べてHSV-1の再燃が平均2.4回少なくなりました。 また、リジン群の再燃は著しく少なく、より早く治癒しました。
口内炎は、口の中がただれて痛みを伴うものです。 このような口内炎は、ウイルス感染が原因の場合もありますが、ストレスやホルモンの変化、食物アレルギーなどとの関連も指摘されています。 人口の約10%が定期的に口内炎に悩まされており、男性よりも女性の方が多いようです。
カンジダやヘルペスに悩まされている方は、リジンを摂取することで症状の改善が期待できます。 しかし、高用量のリジンは胆石やコレステロール値の上昇を引き起こしているので、高コレステロール、心臓病、高トリグリセリドの方は、リジンのサプリメントを摂取する前に医師に相談してください。
記事提供:クーパーコンセプツ代表取締役社長ジル・ターナー
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クーパーコンセプツ2019年5月1日号