血管の閉塞
首にある太い血管は上大静脈と呼ばれています。 この血管が閉塞することがあります。 これを上大静脈閉塞症(SVCO)といいます。
以下のようなさまざまながんで起こる可能性があります。
- 肺がん
- 乳がん
- 食道がん
- 非ホジキンリンパ腫
原因
血管(SVCO)の閉塞は以下のような原因で起こります。
- 血管内の血栓
- 腫瘍自体が血管を圧迫している
- 近くのリンパ節にがんができて大きくなり、血管を圧迫している
血管が圧迫されることで、頭や腕から心臓に戻る血液が止まってしまいます。 その結果、気管の周りに腫れが生じ、呼吸が困難になります。
症状
頸部の血管閉塞(SVCO)の症状には以下のようなものがあります。
- 顔、声帯、首、腕の腫れ
- 胸の痛み
- 咳
- めまい
- 視力の変化
- 頭痛
治療
SVCOは緊急の治療が必要です。 必要かもしれません。
- 酸素
- 首の腫れを抑えるためのステロイド
- 腫れを抑えるために尿量を増やす水の錠剤(利尿剤)
- 静脈にステントと呼ばれる細い管を挿入します。 ステントと呼ばれる細い管
- 腫瘍を縮小し、大静脈を圧迫しないようにするための放射線療法や化学療法
- 血液をサラサラにする薬(抗凝固剤)。 SVCOが血栓によって引き起こされている場合は、ヘパリンやワルファリンなどの血液をサラサラにする薬
。